『カポエイラの道:教えること、学んだこと、そして哲学』は、他のカポエイラに関する本とは一線を画している。20年以上にわたって世界中でカポエイラを教えてきた経験に基づいて書かれた本書は、初心者から、中級者、上級者、そしてプロフェソールやメストレまで、どのレベルのカポエリスタにとっても必携の書となるはずだ。

初心者には、『カポエイラの道』はあまり言葉にされることのなかったカポエイラの哲学―特にカポエイラ全体にわたる“マリシア”といったコンセプト―に触れるきっかけとなるだろう。“マリシア”のもつ力について多くの頁を割いている本書を読むことは、この歴史ある美しい芸術、カポエイラの謎の多くを解く鍵となるはずである。

中級から上級者には、あなたを待ち受けている多くの落とし穴を回避しつつカポエイラの世界でキャリアを高めてゆく一つの方法を、この『カポエイラの道』は示してくれるはずである。グループにおけるダイナミクスから個人的な人間関係、みなが互いにつながっている世界でカポエイラを仕事にすることにいたるまで、特に本書の後半部はこのレベルの人が読むべき内容となっている。

メストレやプロフェソールにとってこの本は、何かを伝えてくれるものとしてだけではなく、あなたをよく知っていて愛してくれている友のようなものとなるだろう。しかも正しいことをしているときに奨励してくれるのはもちろんだが、あなたが道をはずれてしまいそうなときには正しい道へと戻してくれるはずだ。これまで背中に負った傷を隠すことなく皆に見せようという、師としての情熱によって書かれている本書は、あなたを導き、時にはたしなめ、そして来るべき未来への励ましとなるだろう。

カポエイラの道 教えること、学んだこと、そして哲学

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